入院時諸費用特約

入院時諸費用特約とは、自動車事故により死亡したり3日以上入院
した場合に、入院に伴い発生する諸費用を補償してくれる特約です。

 

自動車事故によって自分や家族が入院するような大
けがをした場合、その治療費や入院費自体は人身傷
害保険や自損事故傷害保険などから支払われます。

 

しかしいざ入院するとなった場合、家族が見舞いに来るための交通
費が必要になりますし、子供がいたりペットを飼っていて他に面倒
を見てくれる人がいなければ預けるための費用も必要になります。

 

また、病室はそれぞれカーテンで仕切られているとは
いえプライベートを保つのは難しいですし、他人と一
緒では寝られないという人もいるかもしれません。

 

そうは言っても、個室になると結構な費用がかかります

 

そのような場合にも、個室との差額ベッド費用を
補償してくれるのがこの入院時諸費用特約です。

 

「入院時諸費用特約の補償内容」

 

家族の見舞い費用
入院することになった場合、家族が病院に見舞いに
来る際の交通費や宿泊費などを補償してくれます。

 

入院する病院は必ずしも自宅の近くとは限りません。

 

病院の場所が遠ければかなりの費用負担が発生します
が、この特約はその負担を大きく軽減してくれます。

 

例えば、交通費は1往復に対していくら、宿泊費
は1泊につきいくらといった形で支給されます。

 

差額ベッド費用
入院する人が普通病院(複数人が同じ部屋に同
居)から個室(特別療養環境室)に移った場合
に、その差額費用の実費を支払ってくれます。

 

ホームヘルパー・介護ヘルパー費用
主婦など、普段家事や介護をしている人が入院した場合、
または家族の入院に付き添うために家事や介護ができな
い場合に、家事や介護を代行してくれるホームヘルパー
や介護ヘルパーを雇うための費用を支払ってくれます。

 

1日当たりの金額と日数に関して、それぞれ上限が設定されています。

 

入院サポート費用
入院している人自身が、病院内外で買い物や洗濯などの世話
をしてくれるヘルパーを雇うための費用を補償してくれます。

 

世話をしてくれる家族が近くに住んでいない人、家族も働い
ていてケガ人の世話ができないようなケースに役立ちます。

 

1日当たり3時間程度のヘルプまで、といった形での限度が設定されています。

 

ベビーシッター・ペットシッター費用
子供の身の回りの世話をしてくれるベビーシッ
ターを雇ったり、子供を預けるための保育施設
を利用するための費用を負担してくれます。

 

また、ペットを飼っていてペットシッターを雇ったり、ペットを
預け入れるための施設を利用するための費用を負担してくれます。

 

なお、ペットの種類はに限定されています。

 

退院時諸費用・退院お祝いパーティー代金
退院後の快気祝いやお見舞いに来てくれた人に対
するお礼品を購入する代金、また退院をお祝いす
るためのパーティー費用を補償してくれます。

 

その他に、入院中は暇になってしまうため、ベッドで
使えるパソコンやDVDのレンタル代金を補助してくれ
たり、発生した事故の目撃情報を収集するための費用
などを補償してくれるような保険会社もあります。

 

なお、東京海上日動のように入院時諸費用特約は設定
されておらず、臨時費用特約の人身傷害臨時費用保険
金で差額ベッド代を支給してくれる会社もあります。

 

「入院時諸費用特約の注意点」
入院時諸費用特約で補償される内容や条件
は、保険会社によって大きくお異なります。

 

支払限度額が1日当たり1万円のところもあれば2万円の
ところもありますし、日数の上限も30日までのところ
もあれば180日まで補償してくれるところもあります。

 

また、同日に複数の種類のサービスを利用した場合は、それ
ぞれを1日として換算するといった形の保険会社もあります。

 

つまり、1日に差額ベッド代+ホームヘルパー+ベビーシッタ
ー費用を使うと、延べ3日分使用したことになるという形です。

 

そのため、このような内容の場合180日間の補償があるといっ
ても、実際にはもっと少ない日数が限度になってしまいます。

 

さらに注意したいのは、家族で複数の車を持っているケースです

 

この特約の場合、事故を起こした車自体に特約
が付いていないと補償されないことがあります。

 

人身傷害の車外補償などでは、複数台のうち1台のみ契
約していれば家族全員が補償されることが多いですが、
この特約の場合は特約を契約していない車での事故に対
しては補償をしてくれない会社がありますので、事前に
しっかり補償内容を確認する必要があります。

 

入院時諸費用特約は入院費用そのものではなく、
入院に付随する費用を負担してくれるものです。

 

そのため、入院しても個室ではなくてもいい人や、
親が子供を預かってくれたり家事を手伝ってくれ
るようなケースでは必要がないかと思われます。

 

余計なお金を払わなくて済むように家族の状況を考え、この入
院時諸費用特約が本当に必要かどうかを判断すべきでしょう。

 

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