自動車保険口コミランキングの信憑性

自動車保険の加入や乗り換えを検討する際、保険料
や事故対応についてインターネットで口コミやラン
キングを調べることも多いのではないでしょうか。

 

その際、注意していただきたいのはどこまで参考にするか?という点です。

 

ネットには様々な情報が溢れており、誤った情報も一定数存在します。

 

一口に口コミサイトといってもいくつか種類があります
が、絞るとすれば3つあり、それぞれには傾向があります。

 

@自動車保険比較サイト

中立度
参考度


3つの中では中立性は高めです。

 

ただし、自動車保険比較サイトの運営の収入源は主に広告となること
から、あからさまにスポンサー会社の保険を良く書いていたり、メリ
ットだらけを強調しているというケースもあることには要必要です。

 

スポンサーから報酬をもらっている以上、そうした戦略を取
ることを否定はできませんが、中には恣意的に良く見せよう
としているサイトもあるということを覚えておきましょう。

 

比較サイトの口コミで特徴的なのは、
保険料に関する口コミが多いことです。

 

大手損保の割高感に嫌気がさして、比較サ
イトを利用している人が多い結果でしょう。

 

また、ダイレクト型自動車保険の特徴である事故対応が主に電話で行
われることに対する不安を払拭する口コミなどが多いのも特徴的です。

 

自動車保険の比較サイトは主に通販系の比較がメインになります。

 

通販型自動車保険はネット経由での申し込みが主流にな
りますので、どのサイトも通販系の紹介は積極的です。

 

比較サイトで見積もりを取って、そのまま契
約申込サイトに誘導ということもあります。

 

大手損保についても触れられていますが、大手損保は
代理店経由での加入が主流な販売経路となるので、ネ
ットで大々的に紹介されるケースは少ない印象です。

 

A個人のブログ

中立度
参考度


個人のブログは、その人の主観に基づき記載されて
いるということを念頭におかなければなりません。

 

特にSNSや日記ブログ等の類は完全に主観で記載さ
れているので、参考にする際には注意しましょう。

 

個人ブログでは、保険料のことも事故時の対応に
対する不満が書かれていることが多い印象です。

 

これについても、書いている本人のフィルターが
相当かかっており、公正なものとは限りません。

 

しかし、実際に体験した情報が記載されてあることか
ら、中には貴重な情報が混ざっていることも事実です。

 

事故時の対応については、すべての人がパーフェク
トに満足と言えるような解決を常にできる保険会社
など、万能な自動車保険はこの世に存在しません。

 

保険のプロ目線では、口コミランキングを見る場合には過失割合の
決着など、事故の示談内容についてはほとんど見ないと言います。

 

事故の示談内容については事故形態により結果は千差万
別であり、一概にこうであるという正解がないためです。

 

内容について辛口評価をしている口コミの場合は、内容に満足を得て
いないだけであり、本来であれば示談をしなければいい話なのです。

 

一方で、保険会社の応対や説明について
の不満に関してはじっくり読むそうです。

 

その保険会社の対応のどの部分に不満を持った
のか?こういった情報は非常に大切な情報です。

 

もちろん、受け手側の主観が入っていますのですべて
が正しいとは言えないのかもしれませんが、少なくと
も契約者が不満に感じる応対をしているということに、
顧客サービス品質に問題があると言えるからです。

 

したがって、個人ブログでは主観が入っているとい
う前提を考慮しながら、保険会社の損害サービス対
応についてじっくり吟味することをおすすめします。

 

B保険会社のお客様の声

中立度
参考度


保険会社のHPにも、お客様の声として様々
な意見が掲載されていることがあります。

 

口コミとは少し違うのかもしれませんが、消費者からの感想
という意味では口コミとほぼ同じような意義があるでしょう。

 

保険会社のHPに掲載されているものは、お客様セ
ンターにかかってきた電話や手紙、メールでのお
客様アンケートの結果などを掲載しています。

 

保険会社公式サイトということもあり、あま
り相応しくないなものは掲載されていません。

 

掲載されている内容のほとんどが保険会社へのクレーム
ではなく、感謝の言葉や好意的な内容がほとんどです。

 

自社への否定的な意見を掲載することはありません。

 

このことから、お客様の声はバイアスがか
かっていることにも留意しておきましょう。

 

 

口コミだけでなく調査機関を利用しよう

自動車保険の情報には調査機関による情報もあります。

 

こうした第三者的立場の情報を利用す
ることも、比較するうえでは重要です。

 

調査機関の役割は?

 

テレビコマーシャルなどで、「〇年連続事故対応顧客満足度ナンバ
ーワン」などといったフレーズを耳にしたことがあるかと思います。

 

これは何をもとにしたフレーズかというと、調査
機関が一般消費者に対して行った調査結果です。

 

調査機関はいくつかの項目を設定し消費者にアンケートを取り、それを
集計しそのデータをもとに顧客満足度などランキングを付けていきます。

 

サンプル数もそれなりの数になり、第三者機関によるものなのである
程度の信憑性は確保されていますので、参考するには問題ありません。

 

データを読む場合、総合評価よりも自分が保険会社に何を求めてい
るかといった部分のデータを抽出して読むことをおすすめします。

 

例えば、保険料なのか事故対応なのか、
何か一つ軸を決めて見るようにしましょう。

 

総合評価のみを見てしまうと、他の評価基準も加味されてしまいます。

 

では、第三者機関にはどのような企業があるのでしょうか。

 

信憑性で優位なのは以下の2社です。

 

J・Dパワージャパン

 

一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

リサーチ会社の先駆け的存在で、本社はアメリカです。

 

J・Dパワージャパンは自動車保険だけでな
く、様々な商品の満足度を調査しています。

 

アメリカにおける、自動車メーカーの満足度ラン
キングなどは毎年ニュースになるので有名です。

 

日本においては携帯電話会社の満足度ランキングが有名ですね。

 

各企業はかなりこの結果を気にしているようです。

 

自動車保険については、代理店型の自動車保険と通
販型の自動車保険について分けてアンケートを取っ
ていますので、それぞれでの順位が出ています。

 

オリコン

 

オリコンは音楽チャートでご存知の、あのオリコンです。

 

様々な分野の顧客満足度ランキングの調査
も行っており、HPで公開されています。

 

調査の種類も非常に多岐にわたっています。

 

自動車保険についてはJ・Dパワージャパンとは違い、代理
店型・通販型での共通した総合ランキングとなっています。

 

特徴としては、項目ごとのランキングも掲載されていて、保険料、
加入・更新手続き、商品内容の充実度などが掲載されています。

 

口コミランキングは信憑性があるのか?

 

口コミやランキングに信憑性があるのかということで
すが、実際に体験したことの事実などが書かれている
という意味では、一定の信頼性はおけると思います。

 

わざわざ偽造した口コミを書くことは考えにくいです。

 

悪い口コミにしても、実際にこういうことがあったから不満
だった、または今後加入を検討している人に注意してほしい
などの思惑があり、投稿されることがほとんどでしょう。

 

ランキングについては、サンプル数がある程度確
保されているので信憑性については高くなります。

 

特に、上記のように第三者機関による調査は目を見張るものがあります。

 

しかし、第三者機関ではないところが独自に出してい
るランキングについての信憑性には疑問符が付きます。

 

これは、第三者機関は調査結果の信憑性を上
げるために公正であることを最も重視します。

 

そのため、調査対象となる企業からの広告を
受けないという暗黙のルールがあるのです。

 

それ以外の独自ランキングサイトなどでは、自動車
保険会社から広告費などを受けていることもあり得
るため、公平性に欠けてしまう恐れがあります。

 

さすがに広告費をもらっている以上、悪いことは書きにくいですね。

 

信憑性という観点では、第三者機関の調査機関が
最も公平さが保たれており、それ以外のサイトに
関しては参考程度に留めておくのが良さそうです。

 

口コミランニングの賢い使い方

 

口コミランキングを見るにあたって念頭に
おいてほしいのが、ご自身の評価軸です。

 

いろいろな記事や統計、口コミランキングを見る際にご自身の評価軸
を持っていないと、いくら読んでも意味がないのと等しくなります。

 

理由としては、サイトごとにデータの前提となる条件も違
いますし、口コミに至っては主観が中心の評価となります。

 

データや口コミに対する前提条件がすべて揃っている前提であれ
ば、比較をしながら読む意味も出てくるのですが、これだけネッ
トが普及し多様化した現在においてそれを求めるのは無理です。

 

したがって、ご自身で何を重視して口コミやラ
ンキング読むかという評価軸を設けて下さい。

 

その部分についてはご自身が基準になりますので、ご自身の基準でそ
の部分についての記事をじっくり読んで研究するのをおすすめします。

 

その他の部分については、付随情報的な感じで軽く読み流しても結構です。

 

人により何を重視するのか、どの部分の情報を特に知りた
いかなどの評価軸は千差万別ですので、同じ記事やランキ
ングを読んだとしても感想には多様性があるでしょう。

 

しかし、これらの口コミやランキングなどの
データはあくまでも参考程度と捉えて下さい。

 

まとめ

このように口コミ、ランキングサイトについてお伝えしてきました
が、現在ではネット上に情報が溢れており、どこまで信用できるか
というのは一般の消費者が判断するのは難しい時代になってきます。

 

保険のプロの意見は、裏事情が分かっていたり客観
的な判断基準を持っていたりするので、この情報は
誤ったものであると取捨選択もできると言います。

 

それでも、すべての情報を取捨選択できるわけではありません。

 

ご自身の知りたい情報が口コミで見つかることもあるかもしれ
ませんが、それもすべてが正しいとは限りませんので、やはり
ネット上の情報は参考程度に留めておく方が賢明でしょう。

 

 

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